説明
ト長調・2/4拍子の中で、同じ音を素早く繰り返す「同音連打」を右手で練習します。右手は「ニ・ニ・ニ・ニ」「ト・ト・ト・ト」と、同じ音を16分音符3つと8分音符1つで打つ音型を、音を変えながら繰り返し、曲の終わりは分散和音で下りてきて締めくくります。左手は16分音符と8分音符で和音の音を短く刻み、ところどころ休符を挟んで軽い伴奏を作ります。演奏時間は約17秒、音数は149です。
作品821のト長調の並びの2曲目で、細かい音階や装飾を扱った第15番とは課題がまったく違います。8小節に一つの技術という曲集の方針が、ここでは連打という形をとっています。
初級向けです。同音連打は、同じ指で打ち続けるより「3・2・1」のように指を替えて弾くと、速くても音がつぶれにくくなります。鍵盤が戻りきる前に次の音を打つと音が抜けるので、再生速度を落として一つひとつの音が鳴っているかを確かめましょう。左手の休符を生かした軽さも聴きどころです。音域はC3からD7で、61鍵の電子ピアノではそのままだと最高音が足りませんが、オクターブをずらせば全音を弾けます。
ツェルニーが作曲した160曲からなる練習曲集で、各曲がわずか8小節にまとめられているのが特徴。短時間で特定の技術に集中して取り組めるため、初心者が基礎テクニックを効率よく身につけるのに適している。
「8小節の練習曲 Op.821」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスでは、「160の8小節練習曲」Op.821と「全調による段階的な50の練習曲」Op.840からの抜粋を収録しています。
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