説明
変ロ長調の4/4拍子で、最初から最後まで右手がオクターブの重音を16分音符で連打し続けます。ニのオクターブを何度も打ってから変ホ、ハへと移る、という動きが中心で、右手だけで約240音になります。左手は2分音符や全音符を中心にした簡単な和音で支えます。演奏時間は約34秒、全体の音数は287です。
本サイトに収録した作品821の番号では、第11番から第14番が変ロ長調の曲としてまとまっており、これはその最初の曲です。8小節の中で一つの技術を繰り返すという曲集の性格が、特にはっきり表れています。
初級向けとされていますが、オクターブの連打は手を大きく開いたまま続けるため、手の小さい人には負担が大きく、実際の難しさは初級の範囲を超えます。手首を軽く上下させて連打し、腕に力をためないことが大切です。疲れや痛みを感じたらすぐに休み、再生速度を落として短い区間から始めてください。音域はC#3からC7で、61鍵の電子ピアノにちょうど収まります。
ツェルニーが作曲した160曲からなる練習曲集で、各曲がわずか8小節にまとめられているのが特徴。短時間で特定の技術に集中して取り組めるため、初心者が基礎テクニックを効率よく身につけるのに適している。
「8小節の練習曲 Op.821」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスでは、「160の8小節練習曲」Op.821と「全調による段階的な50の練習曲」Op.840からの抜粋を収録しています。
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