説明
ト長調・3/8拍子で、左手が「ト・イ・ロ・ハ・ロ・ニ・ハ・ロ」のように順次進行と小さな跳躍を組み合わせた32分音符の音型を弾き続けます。左手の音はほぼすべて32分音符で、右手は3度の重音を8分音符で弾き、ときどき3つの音の和音を加えて、左手の上に和声を置きます。演奏時間は約20秒、音数は136です。
作品821のト長調の並びの最後にあたり、ここで再び左手が主役となって細かい動きを受け持ちます。
初級向けとされていますが、左手の32分音符を均等にそろえるには練習が要ります。音型は少しずつ形を変えながら下がっていくので、楽譜表示で音型の移り方を確かめておくと覚えやすくなります。右手の3度は2つの音が同時に鳴るよう指をそろえることが大切です。まず再生速度を落として左手の動きを手の色分けで追い、A-Bループで1小節ずつ固めていくとよいでしょう。音域はF#2からD6で、61鍵の電子ピアノに収まります。
ツェルニーが作曲した160曲からなる練習曲集で、各曲がわずか8小節にまとめられているのが特徴。短時間で特定の技術に集中して取り組めるため、初心者が基礎テクニックを効率よく身につけるのに適している。
「8小節の練習曲 Op.821」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスでは、「160の8小節練習曲」Op.821と「全調による段階的な50の練習曲」Op.840からの抜粋を収録しています。
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