電子ピアノやMIDIキーボードをパソコンにつなぐと、「演奏モード」が使えます。曲は次に弾く音の手前で止まり、正しい鍵盤を押すと先へ進みます。自分のペースで音を探しながら弾けるので、譜読みの段階で特に役立ちます。
必要なものと対応ブラウザ
必要なのは、MIDI出力のある電子ピアノやキーボードと、それをつなぐUSBケーブルです。多くの電子ピアノは背面のUSB端子(「TO HOST」などと書かれたもの)でパソコンにつなぐだけで認識されます。
ブラウザはWeb MIDIに対応している必要があり、パソコンのChromeやEdgeで使えます。SafariやiPhone・iPadのブラウザは対応していないため、演奏モードのボタンが押せない状態になります(ボタンにマウスを重ねると「お使いのブラウザはWeb MIDI APIに対応していません」と表示されます)。初めて使うときにブラウザがMIDI機器へのアクセス許可を求めてきたら、許可してください。
演奏モードを始める
プレーヤー右上の「演奏モード」ボタンを押すと小さな画面が開きます。「演奏モードを開始」を押すと、再生が止まり、曲の最初から始まります。ブラウザがMIDI機器にアクセスするのはこのときなので、ページを開いてから一度これを押すまでは、キーボードをつないでいても「MIDIキーボードを検出しました」とは表示されません。途中から練習したいときは、シークバーで開始位置を動かします。
もう一度同じボタン(「鑑賞モード」)を押すと、ふだんの再生に戻り、演奏モードで進んだ位置から続きを再生できます。演奏モード中は、楽譜つきの曲でも流れる音符の表示になります。
曲が「待つ」仕組み
プレーヤーは、ほぼ同時(0.05秒以内)に始まる音をひとまとまりの和音として扱います。次に弾く音符が光って示され、そのまとまりの音をすべて押すと、元のテンポで先へ進みます。次のまとまりに来たとき、その音がすでに押さえられていればそのまま進み、足りなければそこで止まって待ちます。右手と左手の音が同時に始まるなら、両方を押す必要があります。
間違った鍵盤を押しても音は鳴りますが、先へ進むのを妨げることはありません。必要な音がそろった時点で進みます。前の和音から押さえたままの鍵盤が次の和音にも含まれていれば、押し直さなくても数えられます。押し直しが必要なのは、演奏モードを始めた直後やシークバーで位置を動かした直後だけです。最後まで弾くと「演奏完了!」と表示されます。
演奏モードが確かめないこと
演奏モードが見ているのは「正しい鍵盤が押されたか」だけです。リズムやタイミング、音の長さ、強弱は判定しません。また、曲はあなたを待つので、再生速度やループの設定は演奏モードには使われません。左右どちらか片方だけを判定する設定もなく、常にファイルのすべての音が求められます。
つまり演奏モードは、音の位置と順番を覚えるための道具です。音が覚えられたら、鑑賞モードに戻って速度を落とし、ループを使って、曲と一緒にリズムどおり弾く練習に移りましょう。片手練習も、鑑賞モードで片方の色を追う方法が向いています。
音の聞こえ方を整える
演奏モードでは、あなたが押した鍵盤の音をプレーヤーもピアノの音で鳴らします。電子ピアノ本体の音と重なって聞こえるときは、どちらかを下げてください。プレーヤーの音量スライダーとミュートは、あなたが弾いた音にも効きます。
キーボードのダンパーペダルの情報は、演奏モードでは使われません。プレーヤーの音は鍵盤を離すと止まるので、ペダルを使って響きを確かめたいときは、プレーヤーをミュートして電子ピアノ本体の音で練習するのがおすすめです。