説明
「椿姫」第2幕を締めくくるラルゴです。アルフレードがヴィオレッタを人前で辱めた直後、父ジェルモンが現れて息子の振る舞いを厳しくとがめます。アルフレードの後悔、打ちのめされたヴィオレッタの訴え、男爵の挑戦、居合わせた人々の非難が重なり、大きな重唱となって幕が下ります。
データ上の調は変ホ長調、4分の4拍子。ゆっくりしたテンポの中で、複数の声部が同時に別々の思いを歌う重唱の書法がとられ、ピアノ版でも和音と旋律が幾重にも重なります。約4分半で2,927音と、この組では第4曲「序奏のストレッタ」に次いで音の密度が高い曲です。音域はB♭1からB♭6までの61鍵分ですが、C2〜C7の61鍵ではオクターブをずらしても収まりません。
上級者向けで、課題は厚い和音の中から主要な旋律を聞こえるようにすることです。テンポが遅いぶん、和音の一つ一つの響きが目立ち、音量の釣り合いが崩れるとすぐに濁ります。手の色分けで旋律がどこにあるかを確かめ、再生速度を落として声部の重なりを聞き分けてから、全体を大きな頂点へ導いていくとよいでしょう。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)
ジュゼッペ・ヴェルディは1813年から1901年に活躍したイタリアを代表するオペラ作曲家です。「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」「リゴレット」「アイーダ」など数多くの傑作で19世紀オペラの頂点を築き、劇的な表現力と歌唱旋律の美しさで知られています。本サイトには「椿姫」からの旋律に基づく19曲のピアノ編曲を収録しています。
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