説明
舞台裏から聞こえるワルツを背景に、アルフレードがヴィオレッタに1年前からの思いを打ち明け、二重唱「ある幸せな日」が歌われる場面です。ヴェルディの歌劇「椿姫」第1幕、夜会の客たちが隣の広間へ踊りに移るところの音楽で、このシリーズでは第3曲にあたります。ヴィオレッタが椿の花を渡して再会を約束し、二人の関係がここから始まります。
アルフレードの愛の告白の旋律は、のちの場面でも繰り返し現れる、この歌劇の中心的な旋律の一つです。ピアノ版は3724音を数える長い曲で、音域は変ロ(B♭1)から変ロ(B♭6)まで5オクターブ、61鍵分ですが、C2〜C7の61鍵の鍵盤ではオクターブをずらしても収まりません。
いちばんの難関は長さで、評価は中級でも、最後まで弾き通すにはかなりの持久力が要ります。ワルツの部分と二重唱の部分では、伴奏の形も旋律の歌わせ方も変わります。A-Bループで場面ごとに区切り、再生速度を下げて伴奏の型を手に覚えさせるとよいでしょう。手の色分けで旋律の位置を確かめ、歌の線を伴奏より前に出すことを意識すると、場面の表情が伝わります。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)
ジュゼッペ・ヴェルディは1813年から1901年に活躍したイタリアを代表するオペラ作曲家です。「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」「リゴレット」「アイーダ」など数多くの傑作で19世紀オペラの頂点を築き、劇的な表現力と歌唱旋律の美しさで知られています。本サイトには「椿姫」からの旋律に基づく19曲のピアノ編曲を収録しています。
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