説明
ヴェルディの歌劇「椿姫」第2幕の幕開けにある、アルフレードの場面とアリアです。このシリーズでは第6曲にあたります。パリを離れ、郊外の家でヴィオレッタと暮らすアルフレードが、その穏やかな幸福をアリア「燃える心を」で歌います。そのあと女中のアンニーナから、ヴィオレッタが暮らしを支えるために財産を売っていると知らされ、アルフレードは自分を恥じてパリへ向かう決意を歌います。
アリアの部分は伸びやかな旋律を中心にした抒情的な音楽で、続く後半は自責の念に駆られた速い歌へと性格が変わります。ピアノ版は4323音とこのシリーズの中でも特に音数が多く、音域はト(G1)からト(G6)までのちょうど5オクターブ、61鍵分ですが、C2〜C7の61鍵の鍵盤ではオクターブをずらしても収まりません。
上級の曲で、旋律を歌うように弾く表現力と、長い曲を通して緊張を保つ集中力が試されます。前半では旋律を伴奏から浮かび上がらせることが大切で、手の色分けでどちらの手が旋律を担っているかを確かめるとよいでしょう。後半の速い部分は再生速度を下げ、A-Bループで区間ごとに仕上げてから全体をつなげます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)
ジュゼッペ・ヴェルディは1813年から1901年に活躍したイタリアを代表するオペラ作曲家です。「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」「リゴレット」「アイーダ」など数多くの傑作で19世紀オペラの頂点を築き、劇的な表現力と歌唱旋律の美しさで知られています。本サイトには「椿姫」からの旋律に基づく19曲のピアノ編曲を収録しています。
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