説明
「椿姫」第2幕フィナーレの冒頭にあたる曲です。舞台はパリのフローラの邸宅に移り、仮面舞踏会の夜が始まります。フローラや侯爵、医師たちが客を迎えながら、ヴィオレッタとアルフレードが別れたという噂を語り合います。この後に第11曲・第12曲の余興の合唱が続き、フィナーレが大きく組み立てられていきます。
データ上の調はハ長調、4分の4拍子。華やかな宴の場にふさわしく、オーケストラの軽快な動きが会話を運んでいく書き方で、まとまった歌よりも場面の勢いが前に出ます。約3分と短い中に1,258音があり、同じ組の曲の中でも密度の高い部類です。音域はG1からG6までで、61鍵には収まりません。
上級者向けで、課題は速い動きを軽く保つことです。音数が多いぶん、重く弾くとパーティーの浮き立った空気が失われます。再生速度を落として音型の形を確かめ、細かい部分はA-Bループで区切って練習するとよいでしょう。楽譜表示に切り替えると、会話の受け渡しと伴奏の動きの関係が見やすくなります。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)
ジュゼッペ・ヴェルディは1813年から1901年に活躍したイタリアを代表するオペラ作曲家です。「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」「リゴレット」「アイーダ」など数多くの傑作で19世紀オペラの頂点を築き、劇的な表現力と歌唱旋律の美しさで知られています。本サイトには「椿姫」からの旋律に基づく19曲のピアノ編曲を収録しています。
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