説明
「椿姫」第2幕第1場、ジェルモンとの対話を終えたヴィオレッタが、アルフレードとの別れを決めて手紙を書く場面です。そこへ何も知らないアルフレードが戻り、彼女が感情を抑えきれなくなる短い二重唱が続きます。長い第7曲の二重唱と、続く第9曲のジェルモンのアリアとの間に置かれた曲です。
データ上の調は変ロ長調、4分の4拍子。前半は手紙を書くヴィオレッタの心の揺れを伴奏が支え、言葉少なに進みます。終盤、ヴィオレッタが「愛してね、アルフレード」と歌い上げる部分では、前奏曲で予告された旋律がここで初めて全開で現れます。オペラの中でもよく知られた瞬間で、静かな前半と激しい頂点の落差がこの曲の聴きどころです。
約6分、1,657音の中級者向けの曲で、音域はC♯2からF6までと61鍵に収まります。前半は伴奏を抑えて旋律を浮かせ、終盤の頂点で音量を一気に開けるよう、全体の配分を考えておくことが大切です。頂点の部分はA-Bループで繰り返し、楽譜表示で旋律と伴奏の重なり方を確かめながら練習するとよいでしょう。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)
ジュゼッペ・ヴェルディは1813年から1901年に活躍したイタリアを代表するオペラ作曲家です。「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」「リゴレット」「アイーダ」など数多くの傑作で19世紀オペラの頂点を築き、劇的な表現力と歌唱旋律の美しさで知られています。本サイトには「椿姫」からの旋律に基づく19曲のピアノ編曲を収録しています。
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