説明
第11曲のジプシーの合唱に続いて、同じ仮面舞踏会で披露される余興の合唱です。今度は男性たちがスペインの闘牛士に扮し、ガストーネを中心に、恋人のために5頭の牛を倒した闘牛士ピキーリョの物語を歌って聞かせます。女性の合唱だった前曲と対になる、男性側の出し物です。
力強く刻まれるリズムの上で、物語を語る旋律と合唱の掛け合いが進みます。前曲の軽やかさに比べると、男声らしい勇ましさと押しの強さが前に出た音楽です。約6分、2,375音と、同じ程度の長さの第11曲より音数が多く、和音の厚みが増しています。音域はC2からG6までで、61鍵(C2〜C7)にちょうど収まる範囲です。
上級者向けで、歯切れのよいアクセントと、和音を重くしすぎずに鳴らす加減が求められます。物語を語る部分と合唱が加わる部分で音量の段階をはっきり分けると、場面の構成が伝わりやすくなります。A-Bループで語りと合唱の切り替わりを繰り返し練習し、楽譜表示で和音の配置を確かめると、厚い部分も整理して弾けるようになります。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ジュゼッペ・ヴェルディ (1813-1901)
ジュゼッペ・ヴェルディは1813年から1901年に活躍したイタリアを代表するオペラ作曲家です。「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」「リゴレット」「アイーダ」など数多くの傑作で19世紀オペラの頂点を築き、劇的な表現力と歌唱旋律の美しさで知られています。本サイトには「椿姫」からの旋律に基づく19曲のピアノ編曲を収録しています。
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