説明
メヌエットIと組になるメヌエットIIは、同じホ長調・4分の3拍子の歩みを保ちながら異なる旋律で応え、音域もB1からB4までと特に狭く低い範囲に収まっています。バロックの組曲では、こうした2つの舞曲を続けて弾き、最初の曲に戻る形で演奏するのが通例でした。2曲とも、バッハが無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番BWV 1006を編曲したBWV 1006aに含まれ、自筆譜には楽器の指定がありません。
ヴァイオリンの旋律に低音と和声が補われた書き方はメヌエットIと共通です。約99秒で255音です。
技術的な負担は控えめで、旋律を落ち着いて歌わせることに集中できます。メヌエットIと続けて弾く前提で書かれているため、二つの曲の性格の違いを意識すると組としてのまとまりが生まれます。メヌエットIと聴き比べたうえで、再生速度を落として手の色分けで旋律と低音を確かめ、A-Bループでフレーズを繰り返しながら表情を整えてください。
バロック時代に流行した3拍子の優雅な舞曲「メヌエット」を収録。宮廷舞踏会を思わせる気品ある旋律が魅力
「メヌエット」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスでは、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」のメヌエットやポロネーズ、インヴェンションとシンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガなどを収録しています。音楽帳の小品は BWV Anh.(付録)の番号で目録に入っていますが、ペツォールトのメヌエットのように他の作曲家の作品や作者不詳の曲も多く、多くの曲のページで作者についての現在の見方を記しています。
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