説明
軽やかに流れるイ短調の6/8拍子で、右手は半音で隣の音に触れてから分散和音で跳ね上がる音型を弾きます。左手は「イ・ハ・ホ」のように和音の音を順に弾く8分音符の伴奏で、6/8拍子の揺れを作ります。MIDIデータでは全32小節の後半16小節でイ長調に変わり、明るく終わります。演奏時間は約43秒、音数は463です。
ツェルニーの「全調による段階的な50の練習曲」Op.840のうち、第3番・第4番と同じく短調から長調へ向かう組み立てで、ここではイ短調からイ長調へ進みます。
初級向けです。右手の半音の動きと分散和音の跳躍が交互に来るため、手の位置の移り変わりを先に覚えておくと安定します。6/8拍子は1小節を2つの大きな拍で感じ、左手の伴奏が重くならないよう軽く弾いてください。再生速度を落として半音の動きを聴き分け、手の色分けで両手の役割を確かめながら練習するとよいでしょう。音域はE2からB6で、61鍵の電子ピアノに収まります。
ツェルニーが全24調を網羅して作曲したメロディアスな練習曲集。技術と音楽性を同時に磨ける教材として親しまれている
「全調による段階的な50の練習曲 Op.840」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスでは、「160の8小節練習曲」Op.821と「全調による段階的な50の練習曲」Op.840からの抜粋を収録しています。
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