説明
短い装飾を添えた右手の旋律を、6/8拍子のゆったりした2拍の揺れに乗せて歌う練習曲です。楽譜はヘ長調で始まり、全32小節の後半16小節で調号がフラット2つに変わって、変ロ長調で終わります。左手は8分音符と4分音符を組み合わせた伴奏で、和音の音を順に弾いて旋律を支えます。演奏時間は約50秒、音数は498です。
ツェルニーの「全調による段階的な50の練習曲」Op.840は、「すべての長調と短調による段階的な練習曲」という副題の通り、曲ごとに調を変えながら少しずつ難しくなるように組まれています。第2番はその序盤に置かれた、歌の曲です。
初級向けです。6/8拍子は1小節を2つの大きな拍で感じると、旋律が自然に流れます。右手の装飾音は拍の頭に合わせて素早く弾き、主になる音を遅らせないことが大切です。再生速度を落として装飾の入り方を聴き、手の色分けで左手の伴奏が旋律より大きくならないよう確かめるとよいでしょう。音域はF2からD7まであり、61鍵の電子ピアノでは最高音が足りません。
ツェルニーが全24調を網羅して作曲したメロディアスな練習曲集。技術と音楽性を同時に磨ける教材として親しまれている
「全調による段階的な50の練習曲 Op.840」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスでは、「160の8小節練習曲」Op.821と「全調による段階的な50の練習曲」Op.840からの抜粋を収録しています。
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