説明
ハ長調・2/4拍子の中を、右手が32分音符の音階で一気に上り下りします。右手の音の約半分が32分音符で、左手は和音を8分音符で刻み、ところどころで低音を響かせます。全40小節のうち後半16小節で調号がフラット3つに変わってハ短調となり、そのまま終わります。演奏時間は約57秒、音数は579です。
Op.840の第1番と同じくハ長調からハ短調へ進む組み立てですが、ここでは指の運動が課題の中心に置かれています。
初級向けとされていますが、32分音符の音階を均等にそろえるには確かな指くぐりが要ります。親指をくぐらせる位置を決め、音階の途中で手が跳ねないようにするのがこつです。再生速度を落として音階の粒を聴き、A-Bループで速い部分だけを繰り返してから全体に戻るとよいでしょう。楽譜表示で長調と短調の境目も確かめてください。音域はG2からC7で、61鍵の電子ピアノにちょうど収まります。
ツェルニーが全24調を網羅して作曲したメロディアスな練習曲集。技術と音楽性を同時に磨ける教材として親しまれている
「全調による段階的な50の練習曲 Op.840」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
カール・ツェルニー (1791-1857)
ウィーンに生まれ、ベートーヴェンに師事し、後にリストを教えたことでも知られるピアニスト・作曲家です。生涯に800を超える作品番号を持つ膨大な数のピアノ練習曲を残したことで有名で、その体系的な教育的作品群は今日も世界中のピアノ学習で広く用いられています。本サービスでは、「160の8小節練習曲」Op.821と「全調による段階的な50の練習曲」Op.840からの抜粋を収録しています。
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