説明
「グノシエンヌ」の第2番で、3曲の中でもっとも音数が少なく、静けさの度合いが高い一曲です。第1番と同じく小節線も拍子記号もなく書かれ、「驚きをもって」「気高さをもって」といった言葉が指示として置かれています。演奏についての指示というより、どんな心持ちで音を出すかを告げる言葉です。
左手の伴奏音型が終始変わらず繰り返され、その上に断片のような旋律が置かれます。3分を超える長さに対して音は370ほどしかなく、音と音のあいだの沈黙が音楽の構成要素になっています。第1番より起伏は少なく、その分だけ響きの質が前面に出ます。
課題は、少ない音をどう保たせるかです。音数が少ない曲ほど、一つの音が減衰していく時間を聴く必要があります。次の音を急いで置かず、前の音が消える手前まで待つこと。テンポの緩急は奏者に委ねられているので、自分の呼吸で時間を作る練習としても価値のある曲です。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
エリック・サティ (1866-1925)
フランス・オンフルール出身の作曲家で、モンマルトルのキャバレーで活動しながら独自の音楽美学を追求した異色の存在です。過剰な感情表現を排したシンプルな音楽やユーモラスな作品タイトルで知られ、後のミニマル・ミュージックやアンビエント音楽にも影響を与えました。本サービスでは、「ジムノペディ」「グノシエンヌ」の各曲や「やせっぽちのダンス」などを収録しています。
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