説明
ヘ短調で書かれた、対位法的な模倣進行が特徴のカノンです。一方の声部が奏でた旋律を、もう一方の声部が一定の間隔を置いて忠実に追いかけていく構成で、41秒というごく短い時間に緊密な作曲技法が凝縮されています。規模は小さいものの、声部間の受け渡しを明瞭に弾き分ける必要があり、対位法書法への理解を要する一曲です。ショパンの作曲技法の一側面を垣間見せる興味深い小品です。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
作曲家について
フレデリック・ショパン (1810-1849)
ポーランドに生まれ、パリを拠点に活躍した作曲家で、ほぼピアノ曲のみを作曲したことで知られる稀有な存在です。祖国への望郷の念をマズルカやポロネーズに込める一方、バラードや練習曲では詩的な旋律と革新的な和声を融合させました。本サービスには「革命」の愛称で知られる練習曲Op.10-12やバラード第1番・第4番など131曲を収録しています。
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