説明
「無言歌集」作品53の第5曲で、「民謡(Volkslied)」の名で知られています。作品53は全8巻の無言歌集の第4巻にあたり、1841年の作品です。演奏時間2分半ほどの中に、ドイツ・ロマン派らしい抒情性が凝縮されています。
イ短調、4分の4拍子。素朴な民謡風の旋律を土台にしながらも、伴奏には細かい音の動きが多く含まれ、シンプルな曲想と技巧的な側面が共存しています。旋律の素朴さと伴奏の緻密さの対比が、この曲の魅力といえます。
中級レベルで、演奏時間約2分半に1810音と、曲想の素朴さに比べて音数は多めです。旋律を埋もれさせずに、伴奏の細かな動きを支え続けることが課題になります。音域はE1からB♭5まで。手の色分けで旋律と伴奏の受け持ちを確かめ、再生速度を落として伴奏の音型を整えてから、旋律をはっきり前に出す練習を重ねてみてください。楽譜表示に切り替えれば、旋律と伴奏の重なり方も確認できます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
フェリックス・メンデルスゾーン (1809-1847)
フェリックス・メンデルスゾーンは1809年から1847年を生きたドイツ・ロマン派を代表する作曲家です。幼少期から神童として知られ、忘れられていたバッハの音楽の復興にも貢献しました。ピアノのための「無言歌集」は歌うような旋律を持つ性格的小品として広く親しまれており、本サイトには同集から7曲を収録しています。
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