説明
全8巻、各6曲からなるメンデルスゾーンの「無言歌集」の最後の巻、作品102から第3曲です。作品102は作曲者の没後に出版され、晩年に書かれた曲を集めた曲集の一つで、これまでの曲集に比べて内省的な色合いが強いとされます。
ハ長調、8分の6拍子。静かに語りかけるような旋律が印象的で、短い中にも丁寧な声部の書き分けが感じられます。演奏時間は2分足らずですが、豊かな音数の中にじっくりとした情感が込められています。
中級レベルの小品です。約1分40秒に1265音と、短い時間に多くの音が詰まっているため、旋律と内声、低音の役割を弾き分けることが課題になります。音域はF1からC6まで。再生速度を落として声部ごとの動きを聴き分け、手の色分けで左右の受け持ちを確かめると、どの音を前に出すべきかが見えてきます。楽譜表示で声部の書き分けを目で追うのも役に立ちます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
フェリックス・メンデルスゾーン (1809-1847)
フェリックス・メンデルスゾーンは1809年から1847年を生きたドイツ・ロマン派を代表する作曲家です。幼少期から神童として知られ、忘れられていたバッハの音楽の復興にも貢献しました。ピアノのための「無言歌集」は歌うような旋律を持つ性格的小品として広く親しまれており、本サイトには同集から7曲を収録しています。
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