説明
練習曲集作品10を締めくくる第12曲です。ワルシャワがロシア軍に陥落した知らせをシュトゥットガルトで聞いた直後に書かれた、という伝承が「革命」の通称の由来になっていますが、ショパン自身がそう語った記録はなく、通称も本人のものではありません。作曲は1831年頃とされます。
ハ短調の4拍子。曲の性格を決めているのは左手です。低音域を絶え間なく駆け上がり駆け下りるパッセージが最後まで続き、右手はその上に和音と付点リズムの旋律を打ち込みます。通常の練習曲が右手を鍛えるのに対し、この曲の課題はすべて左手にあります。
2分ほどの短い曲ですが、上級曲の中でも消耗の激しい一曲です。左手の16分音符が止まらないため、手首を固めた瞬間に持たなくなります。速度より脱力を優先し、まず左手だけを遅いテンポで均等に仕上げること。右手のアクセントは指で叩かず、腕の重さで出すと音が荒れません。
様々な作曲家による練習曲を集めたカテゴリ。ショパンの「革命」など、指の独立性や表現力を鍛える作品が並ぶ
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作曲家について
フレデリック・ショパン (1810-1849)
ポーランドに生まれ、パリを拠点に活躍した作曲家で、ほぼピアノ曲のみを作曲したことで知られる稀有な存在です。祖国への望郷の念をマズルカやポロネーズに込める一方、バラードや練習曲では詩的な旋律と革新的な和声を融合させました。本サービスでは、「革命」をはじめとする練習曲、バラード第1番・第4番、ノクターン、前奏曲集 Op.28などを収録しています。
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