説明
『24の前奏曲』第4番ホ短調です。半音階的に沈んでいく和声の上を、単純な旋律が静かに漂います。技巧的な派手さはなく、和音の移ろいだけで深い悲しみを表現する、抑制の効いた美しい作品です。この曲はショパン自身の葬儀でも演奏されたと伝えられており、約2分弱の演奏時間の中に静かな祈りのような趣が漂います。簡素な書法だからこそ、和声の変化への感度が問われます。
ショパンが1838-39年に作曲した24の小品集。全24調を網羅し、各曲が独自の性格を持つピアノの詩集
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
フレデリック・ショパン (1810-1849)
ポーランドに生まれ、パリを拠点に活躍した作曲家で、ほぼピアノ曲のみを作曲したことで知られる稀有な存在です。祖国への望郷の念をマズルカやポロネーズに込める一方、バラードや練習曲では詩的な旋律と革新的な和声を融合させました。本サービスには「革命」の愛称で知られる練習曲Op.10-12やバラード第1番・第4番など131曲を収録しています。
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