説明
1910年に書かれたスクリャービン後期の作品で、Op.16などの初期の前奏曲とは響きの質が大きく異なります。調性の輪郭がぼやけたような和声が続き、神秘主義に傾いていった晩年のスクリャービンらしい音楽語法が表れています。90秒足らずに909音が詰め込まれ、複雑な和声を正確に処理する技術が求められる上級曲です。
スクリャービンの前奏曲集。ショパンの影響から始まり、独自の神秘主義へと発展した作品群
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
アレクサンドル・スクリャービン (1872-1915)
ロシア・モスクワ出身の作曲家兼ピアニストで、神秘主義的な思想と結びついた独自の音楽世界を築いたことで知られています。初期はショパンの影響を受けた抒情的な作品を書きましたが、次第に伝統的な調性から離れ、独自の和声体系へと発展させていきました。本サービスには初期の「練習曲」や「前奏曲集」Op.11・Op.16から8曲を収録しています。
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