説明
スクリャービンが1894年に書いた5つの前奏曲Op.16の第2曲です。前曲よりずいぶん短いながら表情の変化に富み、スクリャービン特有のやや不安定な和声が顔を出して、単純な音型の中にも独特の緊張感が漂います。演奏時間はおよそ1分、522の音符が含まれ、中級レベルの技術でテンポの推移を丁寧に描くことが求められます。移ろいゆく和声の色合いを繊細に弾き分ける感性が試される小品です。
スクリャービンの前奏曲集。ショパンの影響から始まり、独自の神秘主義へと発展した作品群
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
アレクサンドル・スクリャービン (1872-1915)
ロシア・モスクワ出身の作曲家兼ピアニストで、神秘主義的な思想と結びついた独自の音楽世界を築いたことで知られています。初期はショパンの影響を受けた抒情的な作品を書きましたが、次第に伝統的な調性から離れ、独自の和声体系へと発展させていきました。本サービスには初期の「練習曲」や「前奏曲集」Op.11・Op.16から8曲を収録しています。
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