説明
ソナタ Hob.XVI:28 の第2楽章は、上品なメヌエットです。Hob.XVI:27と同じく、このソナタも中間楽章に緩徐楽章ではなくメヌエットを置いています。
変ホ長調、4分の3拍子。付点音符を交えた軽い足取りの主題が印象的で、トリオでは対照的に落ち着いた表情を見せ、その後メヌエットに戻ります。付点リズムの弾む感じと、トリオの穏やかさの対比がこの楽章の聴きどころです。
初級者にも取り組みやすい難易度で、音数は427音と控えめです。それでも拍の頭を明確に感じる舞曲的な演奏が求められ、テンポを保ちながら舞曲らしい軽やかさを表現することがポイントです。音域はE♭2からC6までで、61鍵のキーボードにも収まります。付点のリズムが重くならないよう、再生速度を落として長い音と短い音の比率をよく聴き、手の色分けで左手が刻む拍を確かめてから両手を合わせてみましょう。
ハイドンが残した約60曲のピアノソナタ。古典派ソナタの発展に貢献した重要な作品群
「ピアノソナタ」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン (1732-1809)
オーストリアに生まれ、長年エステルハージ侯爵家に仕えた古典派を代表する作曲家です。「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」とも称され、明快な形式感とユーモアに富んだ作風でウィーン古典派様式を確立しました。数多く残された鍵盤ソナタは、モーツァルトやベートーヴェンへの橋渡しともなっています。本サービスでは、ソナタ Hob.XVI:27とHob.XVI:28の全楽章などを収録しています。
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