説明
右手の旋律が主役となり、左手が低音で拍を支えるニ長調・4分の3拍子のメヌエットで、右手の音数は左手の2倍以上あります。メヌエットはフランス宮廷で好まれた3拍子の舞曲で、バロックの組曲に欠かせない曲種でした。この曲は「エイルスフォード小品集」の後半、二つ目のメヌエットの組の前に単独で置かれています。
演奏時間は約1分、音数は280ほどで、1秒あたり4音あまりの穏やかな密度です。同じ曲集のニ長調の曲であるメヌエット第2番(トリオ)と調・拍子が同じなので、弾き比べると書き方の違いが分かります。
難易度は中級です。技術的な負担は大きくありませんが、3拍子の1拍目に重みを置き、2拍目と3拍目を軽くする舞曲らしい拍の感じを作ることが大切です。手の色分けで左手の低音の位置を確かめ、再生速度を少し落として旋律の歌い方を整えるとよいでしょう。音域はA1からA5までで、そのままでは最低音のA1だけが61鍵の範囲を外れますが、オクターブをずらせば全音を弾けます。
バロック時代に流行した3拍子の優雅な舞曲「メヌエット」を収録。宮廷舞踏会を思わせる気品ある旋律が魅力
「メヌエット」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル (1685-1759)
ドイツ・ハレに生まれ、後にイギリスに帰化したバロック期の作曲家です。オラトリオ「メサイア」やイタリア風オペラで名声を博し、鍵盤音楽でも数多くの組曲やソナタを残しています。同時代のバッハと並び称される存在で、旋律の親しみやすさと堂々とした様式美が特徴です。本サービスでは、組曲の諸楽章やメヌエット、「エイルスフォード小品集」の小品などを収録しています。
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