説明
ベートーヴェンが17歳の頃、1787年に書いたとされる前奏曲です。WoOは「作品番号のない作品」を意味する分類です。短調ならではの陰影と、即興を思わせる自由な音型の運びに、若き作曲家の探究心がうかがえます。
ヘ短調、2分の3拍子。二分音符を1拍として数える拍子で、ゆったりとした大きな拍の中を細かい音型が流れていきます。和声の動きが目まぐるしく変化し、演奏時間は3分弱と短いながら音数は882と多めです。音域はハ2からハ6までのちょうど4オクターブで、61鍵の鍵盤に収まります。
難易度は中級で、古典派の様式感を身につける入り口として適した一曲です。和声が次々に移るため、どこで響きが変わるかを耳で捉えることが大切です。再生速度を落として和声の移り変わりを聴き取り、A-Bループで転調する箇所を繰り返すと、音型の奥にある和声の流れが見えてきます。2分の3拍子の大きな拍を感じたまま弾くことも意識してください。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン (1770-1827)
ドイツ・ボンに生まれ、ウィーンで活躍した作曲家で、古典派からロマン派への橋渡しをした音楽史上最大級の存在です。晩年に聴力を失いながらも創作を続け、交響曲やピアノソナタで革新的な形式と激しい感情表現を追求しました。ピアノ曲では「エリーゼのために」や32曲のピアノソナタが広く親しまれています。本サービスでは、「エリーゼのために」やOp.49の2つのソナタ、初期のピアノソナタの各楽章、変奏曲などを収録しています。
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