説明
1811年、14歳前後のシューベルトによる幻想曲です。ト短調の憂いを帯びた響きの中で性格の異なる複数の部分が連なっていく構成が試みられており、初期作品ながら形式への探求心がうかがえます。低音部と高音部が呼びかけ合うような書法にも、若きシューベルトの探究心が表れています。演奏時間は6分ほどとまとまりのある一曲です。
自由な形式で書かれた即興的な性格を持つピアノ作品を集めたカテゴリ。バッハからショパン、ベートーヴェンまで幻想的な発想が生かされている
作曲家について
フランツ・シューベルト (1797-1828)
ウィーンに生まれた作曲家で、わずか31歳で世を去りながら、歌曲(リート)を中心に膨大な作品を残しました。旋律の美しさと転調の妙で知られ、「魔王」などの歌曲は今日でも広く歌われています。ピアノ曲でも「即興曲集」など叙情性豊かな作品を残しています。本サービスには即興曲や「魔王」、「ハンガリー風の旋律」など120曲を収録しています。
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