説明
1828年、シューベルトが世を去る年に完成させたヘ短調の幻想曲です。本来は連弾用に書かれた作品で、悲しみを帯びた第一主題が全曲を通じて形を変えながら現れる循環的な構成を持ち、複数の部分が緩やかに連結される中で対位法的な書法も効果的に用いられています。晩年らしい深い抒情と劇的な起伏が同居する、20分近い大作です。
自由な形式で書かれた即興的な性格を持つピアノ作品を集めたカテゴリ。バッハからショパン、ベートーヴェンまで幻想的な発想が生かされている
作曲家について
フランツ・シューベルト (1797-1828)
ウィーンに生まれた作曲家で、わずか31歳で世を去りながら、歌曲(リート)を中心に膨大な作品を残しました。旋律の美しさと転調の妙で知られ、「魔王」などの歌曲は今日でも広く歌われています。ピアノ曲でも「即興曲集」など叙情性豊かな作品を残しています。本サービスには即興曲や「魔王」、「ハンガリー風の旋律」など120曲を収録しています。
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