説明
1790年出版のピアノソナタで、クレメンティの中でも規模の大きい作品の一つです。演奏時間は16分を超え、劇的な和声進行と技巧的なパッセージが交錯する構成になっています。同時期のハイドンやモーツァルトのソナタとも共通する古典派の語法を持ちながら、より大胆な展開を見せる作品です。長い演奏時間を通して緊張感を保ち続ける構成力が求められる、上級者向けの内容です。
ベートーヴェンの初期作品をはじめ、古典派・ロマン派を代表するピアノソナタを収録。複数楽章にわたる本格的な作品が並ぶ
作曲家について
ムツィオ・クレメンティ (1752-1832)
イタリア・ローマに生まれ、若くしてイギリスに渡り、ロンドンを拠点にピアニスト・作曲家・楽器製造業者として活躍しました。「ピアノ奏法の父」とも呼ばれ、教則本「グラドゥス・アド・パルナッスム」やソナチネ集は今日も学習者の定番教材となっています。本サービスには童謡の変奏やハイドン・モーツァルトの旋律を用いた小品など36曲を収録しています。
クレメンティの作品一覧を見る →