説明
1821年出版という、クレメンティ晩年の充実期に書かれた3曲のピアノソナタ集です。演奏時間は13分を超え、若い頃の作品に比べて和声や構成に円熟味が感じられ、古典派の枠を超えた表現の幅を持っています。ベートーヴェンら後続世代のピアノ書法に近い響きを感じさせる場面もあり、時代の移り変わりを垣間見ることができます。長大な構成を弾き切る持久力が求められる、上級者向けの意欲的な作品です。
ベートーヴェンの初期作品をはじめ、古典派・ロマン派を代表するピアノソナタを収録。複数楽章にわたる本格的な作品が並ぶ
作曲家について
ムツィオ・クレメンティ (1752-1832)
イタリア・ローマに生まれ、若くしてイギリスに渡り、ロンドンを拠点にピアニスト・作曲家・楽器製造業者として活躍しました。「ピアノ奏法の父」とも呼ばれ、教則本「グラドゥス・アド・パルナッスム」やソナチネ集は今日も学習者の定番教材となっています。本サービスには童謡の変奏やハイドン・モーツァルトの旋律を用いた小品など36曲を収録しています。
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