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ピアノ小品

月の光

クロード・ドビュッシー (1890)

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難易度中級
難易度スコア5 / 10
演奏時間5:27
ノート数1,468
作品番号L.75
調変ニ長調
拍子9/8
音域D#1 – C#7
様式印象派

説明

「ベルガマスク組曲」の第3曲です。組曲は1890年頃に着想され、出版は15年後の1905年、改訂を経てのことでした。題はヴェルレーヌの詩「月の光」に由来し、組曲名の「ベルガマスク」も同じ詩人の一句から取られています。ドビュッシーの全作品の中で、もっとも広く知られた一曲です。

変ニ長調、8分の9拍子。冒頭は3度の重音による穏やかな旋律で始まり、中間部では分散和音が波のように広がり、やがて静けさへ戻ります。5分を超える長さに対して音は1500ほどで、音の少なさと響きの持続がこの曲の性格を作っています。

中級とされますが、譜面の易しさと演奏の難しさが大きく離れた曲です。課題はペダルと音量の制御にあります。響きを重ねたいが濁らせたくない、弱音のまま旋律を客席へ届けたい——その両立がすべてです。テンポを揺らす場所を決め、ペダルは耳で踏み替えること。強く弾いた瞬間に、この曲の世界は壊れます。

特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる

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楽譜

楽譜提供: Mutopia Project

この曲で身につけること

このコースのゴール、「ベルガマスク組曲」の第3曲「月の光」。変ニ長調、9/8拍子で、3度で重なる静かな旋律から始まり、中間部では分散和音が波のように広がって、また静けさに戻ります。ここまでの響きとペダルの扱いの総仕上げです。

練習のポイント

  • 冒頭の3度の旋律は、上の音をわずかに浮かせて。0.5倍速で、二つの音が同時に鳴っているかを確かめます。
  • 中間部の分散和音はA-Bループで区切り、片手ずつ仕上げてから合わせます。
  • 強く弾いた瞬間に、曲の世界が崩れてしまいます。いちばん盛り上がるところでも、音を押しつけずに響かせましょう。

作曲家について

クロード・ドビュッシー (1862-1918)

フランス印象主義音楽を代表する作曲家です。全音音階や教会旋法を取り入れた独自の和声感覚と、絵画的・詩的なイメージを音楽で描く手法により、20世紀音楽に大きな影響を与えました。ピアノ曲では「アラベスク」や「前奏曲集」、「月の光」などが広く愛されています。本サービスには第1・第2アラベスクや前奏曲集第1巻第4曲、「月の光」の4曲を収録しています。

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