説明
ロンドンで活躍したイタリア出身のヴァイオリニスト、パオロ・スパニョレッティによるワルツです。題名の「ファーナム伯爵夫人」はアイルランドの貴族の称号ですが、この曲が実際に誰に献呈されたのか、いつ書かれたのかについて確かな情報は得られていません。
変ロ長調、8分の3拍子で、演奏時間は約1分1秒、音数は334音です。同じ作曲者の「ラ・ドーセット」と比べると、演奏時間は長いのに音数は少なく、1秒あたり5音ほどのゆとりのある書法です。8分の3拍子で書かれた、軽く回るような三拍子の舞曲です。音域はニ2から上の変ロ5までで、61鍵の電子キーボードで全音を弾くことができます。
難易度は中級です。三拍子の舞曲では1拍目に重みを置き、2拍目と3拍目を軽く添える拍の感じ方が鍵になります。8分の3拍子は1小節を一息で感じると、ワルツらしい回転感が生まれます。手の色分け表示で伴奏の左手の形を確かめ、A-Bループでフレーズを区切って繰り返し、再生速度を調整しながら軽さを保ったまま通せるよう仕上げましょう。
優雅な3拍子のワルツを集めたカテゴリ。ショパンの演奏会用ワルツをはじめ、様々な作曲家によるワルツ作品が並ぶ
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作曲家について
パオロ・スパニョレッティ (1768-1834)
パオロ・スパニョレッティは1768年から1834年に活動したイタリア出身のヴァイオリニスト・作曲家で、主にロンドンで演奏家・楽団のリーダーとして活躍しました。舞踏用の小品も手がけ、社交界で親しまれる作品を多く残したとされています。本サイトには「La Dorset」など2曲を収録しています。
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