説明
フィラデルフィアにあるアメリカ独立の象徴「自由の鐘」を題名に掲げた、ジョン・フィリップ・スーザ(1854〜1932)の1893年の行進曲です。「マーチ王」と呼ばれた作曲者の作品の中でもとりわけ有名な一曲で、20世紀にはイギリスのテレビ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」のテーマ曲に使われたことで、行進曲になじみのない人にも広く知られるようになりました。
スーザの行進曲は、序奏のあと性格の異なる旋律が順に現れ、後半のトリオで調が変わるという型で書かれており、ヘ長調・8分の6拍子のこの曲もその枠組みに沿っています。約3分11秒の間に2958音が鳴り、ここに収めたスーザ作品の中で音数が最も多い一曲です。下はト1、上はヘ7まで届くため、76鍵以上の楽器が必要です。
吹奏楽の各パートをピアノ1台に集めたような書法で、1秒あたり15音を超える密度のまま和音の連続と手の跳躍が絶え間なく続く、上級向けの曲です。8分の6拍子の弾む2拍を保ちながら、旋律を伴奏に埋もれさせないことが要点になります。まず手の色分けで左右の分担を確かめ、再生速度を落としてA-Bループで旋律の区切りごとに仕上げてから、全体をつなげていきましょう。
力強いリズムを特徴とする行進曲を収録。バッハの鍵盤曲からスーザの人気マーチまで、幅広い時代の作品が並ぶ
「行進曲」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ジョン・フィリップ・スーザ (1854-1932)
ジョン・フィリップ・スーザは1854年から1932年に活躍したアメリカの作曲家・楽団指揮者で、「行進曲王」として知られています。「星条旗よ永遠なれ」をはじめ数多くの行進曲を作曲し、吹奏楽の発展に大きく貢献しました。本サイトには「The Liberty Bell March」など10曲を収録しています。
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