説明
1830年に作られたイ長調の変奏曲で、作品番号を持たない初期作品の一つです。明るい主題が提示された後、音型を変化させながら装飾的に発展していく構成で、当時のサロン音楽に共通する平易さと親しみやすさを持っています。ショパン初期の書法を知る一例といえる、規模の小さな作品です。主題の輪郭を保ちながら装飾を加える手法が特徴的です。
主題と変奏形式で書かれた作品群。一つのテーマが様々な形に変化していく様子を楽しめる
作曲家について
フレデリック・ショパン (1810-1849)
ポーランドに生まれ、パリを拠点に活躍した作曲家で、ほぼピアノ曲のみを作曲したことで知られる稀有な存在です。祖国への望郷の念をマズルカやポロネーズに込める一方、バラードや練習曲では詩的な旋律と革新的な和声を融合させました。本サービスには「革命」の愛称で知られる練習曲Op.10-12やバラード第1番・第4番など131曲を収録しています。
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