説明
ゴンドラの船頭歌に由来する舟歌のリズムを用いた、ショパン最晩年の代表作の一つです。嬰ヘ長調の柔らかな響きの中に、三度・六度の重なりが人の声の二重唱を思わせる旋律を織り込み、9分近い演奏時間の中で次第に高揚感を増していきます。単一楽章としては彼の作品中でも規模が大きく、5千を超える音符と豊かな和声書法が要求される、上級者向けの技巧と音楽性の双方が試される名曲です。
特定の感情や情景を描いた「性格的小品」を収録。ベートーヴェンのバガテル集など、短編ながら個性豊かな作品が並ぶ
作曲家について
フレデリック・ショパン (1810-1849)
ポーランドに生まれ、パリを拠点に活躍した作曲家で、ほぼピアノ曲のみを作曲したことで知られる稀有な存在です。祖国への望郷の念をマズルカやポロネーズに込める一方、バラードや練習曲では詩的な旋律と革新的な和声を融合させました。本サービスには「革命」の愛称で知られる練習曲Op.10-12やバラード第1番・第4番など131曲を収録しています。
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