説明
同じ指南書から採られた第2前奏曲です。56秒・231音と第1番よりわずかに規模が大きく、装飾音の重ね方にも変化が見られます。クープランは実際の演奏における「タッチ」の技術を伝えるためにこの曲集を編んだとされ、指の使い方だけでなく音の質感そのものを意識させる書法が随所に感じられます。装飾音をどのタイミングで入れるか、演奏者の判断が求められる点も学びの多い曲です。
クープランが1716年に出版した鍵盤楽器の演奏法に関する教本。技術指導とともに、即興的な8つの前奏曲も収められている
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
フランソワ・クープラン (1668-1733)
フランス・バロック期を代表する作曲家で、音楽一家クープラン家に生まれ「大クープラン」の異名で知られています。ルイ14世に仕えた宮廷音楽家として、優雅で装飾豊かなクラヴサン(チェンバロ)音楽を数多く残しました。教則書「クラヴサン奏法」は当時の演奏習慣を伝える貴重な資料でもあります。本サービスにはその序奏部にあたる4つの前奏曲を収録しています。
クープランの作品一覧を見る →