説明
クープランの演奏法指南書『クラヴサン奏法の技術』(1716年)に収められた第1前奏曲です。当時のクラヴサン演奏における即興的な導入部の書法を示す作品で、48秒・164音というまとまりの中に装飾音や自由なアルペッジョ的な動きが織り込まれています。フランス・バロック鍵盤音楽の呼吸を体感できる一曲で、拍にとらわれすぎない自由な語り口を探る練習にもなります。
クープランが1716年に出版した鍵盤楽器の演奏法に関する教本。技術指導とともに、即興的な8つの前奏曲も収められている
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
フランソワ・クープラン (1668-1733)
フランス・バロック期を代表する作曲家で、音楽一家クープラン家に生まれ「大クープラン」の異名で知られています。ルイ14世に仕えた宮廷音楽家として、優雅で装飾豊かなクラヴサン(チェンバロ)音楽を数多く残しました。教則書「クラヴサン奏法」は当時の演奏習慣を伝える貴重な資料でもあります。本サービスにはその序奏部にあたる4つの前奏曲を収録しています。
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