説明
バルトークの『ルーマニア民俗舞曲』は、彼がトランシルヴァニア地方で採集したルーマニアの民謡旋律をもとに、1915年にピアノ曲としてまとめた6曲の小品集です。のちに小オーケストラ用にも編曲され、広く親しまれています。第2曲「帯踊り」(ブライウル)はその中でも特に短い1曲です。
4分の2拍子。民俗旋律が素朴な伴奏の上に提示され、短いフレーズを繰り返しながら進みます。旋律には民俗音楽らしい独特の音階の色合いがあり、長調・短調の枠に収まりきらない響きを持っています。音域はニ2からハ5までと狭く、61鍵に余裕をもって収まります。
初級レベルで、このデータでは約13秒、106音のごく短い曲です。課題は、短いフレーズの中で民俗舞曲らしい拍の弾みとアクセントを出すことです。音数が少ないので、手の色分けで旋律と伴奏の受け持ちを確かめながら、まずは再生速度を落として旋律を覚えるとよいでしょう。曲集の他の曲と続けて弾くと、6曲の組み立ての中での位置づけも見えてきます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
バルトーク・ベーラ (1881-1945)
ハンガリー出身の作曲家で、民族音楽学者としても知られています。東欧各地の民謡を採集・研究し、その旋律やリズムを自らの作品に取り入れることで、20世紀を代表する国民楽派的作曲家となりました。「ルーマニア民俗舞曲」はその代表的な成果の一つです。本サービスにはその第2曲「農民の衣装の踊り」を収録しています。
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