説明
パオロ・スパニョレッティは、イタリアに生まれ、ロンドンのキングズ劇場でオーケストラのリーダーを長く務めたヴァイオリニストです。「ラ・ドーセット」はその作とされる短い小品ですが、成立の時期や経緯について確かな情報は得られていません。題名のドーセットはイングランド南部の地名で、人名や爵位にもある名前です。
ニ短調、8分の6拍子で、演奏時間は約35秒です。短い曲ですが音数は429音あり、1秒あたり12音ほどと密度はかなり高めです。8分の6拍子の軽快な拍に乗って細かな音型が続く、舞曲風の性格を持っています。音域は低いイ1から上の変ロ5までで、最低音は61鍵の範囲を外れますが、オクターブをずらせば61鍵にも収まります。
難易度は中級です。演奏時間は短いものの細かい音が多く、指の回りの速さと粒のそろいが求められます。8分の6拍子を2拍の大きな流れで感じ、細かい音型に引きずられてテンポが前のめりにならないよう注意してください。曲全体をA-Bループに入れて繰り返し、再生速度を落とした状態から少しずつ上げていくと、短時間で効率よく仕上げられます。
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作曲家について
パオロ・スパニョレッティ (1768-1834)
パオロ・スパニョレッティは1768年から1834年に活動したイタリア出身のヴァイオリニスト・作曲家で、主にロンドンで演奏家・楽団のリーダーとして活躍しました。舞踏用の小品も手がけ、社交界で親しまれる作品を多く残したとされています。本サイトには「La Dorset」など2曲を収録しています。
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