説明
1728年に出版されたラモーのクラヴサン曲集に収められた「未開人」は、パリで北米の先住民が踊りを披露したことに触発されて書いたと伝えられる、異国情緒豊かな一曲です。ラモーはのちにこの音楽をオペラ・バレ「優雅なインドの国々」の一場面に転用しており、鍵盤曲と舞台音楽の両方で親しまれてきました。
ト短調の2分の2拍子。反復されるリズミカルな主題が印象的で、主題が何度も戻るロンド風の構成をとります。力強い拍の刻みと、旋律の大きな跳躍が特徴で、当時のフランスにおける異文化への関心を反映しています。約2分40秒で786音ほどの、引き締まった規模の作品です。
中級レベルで、音域はそのままでは61鍵の鍵盤で低音が少し足りませんが、オクターブをずらせば61鍵でも全音を弾けます。はっきりとしたリズムの刻みと、メロディーの跳躍を生き生きと表現することが求められます。跳躍で拍が遅れやすいので、再生速度を落として手の移動を先取りする練習をし、手の色分けで左右の動きを確かめてから、A-Bループで主題を通して弾き込むと安定します。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ジャン=フィリップ・ラモー (1683-1764)
フランス・ディジョン出身のバロック期の作曲家兼音楽理論家です。和声理論書「和声論」で近代和声学の基礎を築いた一方、クラヴサン曲やオペラ=バレエで華麗な作品を数多く残しました。舞曲的なリズムと機知に富んだ描写性が持ち味です。本サービスには「タンブラン」や「優しい嘆き」、「未開人たち」の3曲を収録しています。
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