説明
ムソルグスキーが1867年に書いた管弦楽作品を、ピアノで弾けるようにした版です。聖ヨハネ祭の前夜、はげ山に魔女たちが集まって饗宴を開き、夜明けの鐘とともに退散する——ロシアの民間伝承に基づく情景が描かれます。今日広く知られているのは、作曲者の死後にリムスキー=コルサコフが手を入れた版で、ディズニーの「ファンタジア」で用いられたのもその形です。
低音の不穏なざわめきから始まり、荒々しい主題が次々に積み重なって饗宴が最高潮に達します。やがて鐘が鳴り、魔女たちは消え、夜が明けて静けさが戻ります。10分を超える長さに9000を超える音があり、管弦楽の全奏をピアノで再現するため、和音は厚く、音域は6オクターブに広がります。
上級曲の中でも体力の要求が大きい作品です。厚い和音の連打が長く続くため、力で押すと途中で手が持たなくなります。腕の重さで鳴らし、指で叩かないこと。騒がしくならないためには、頂点をどこに置くかを先に決め、そこまでの音量を我慢することが不可欠です。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
モデスト・ムソルグスキー (1839-1881)
モデスト・ムソルグスキーは1839年から1881年を生きたロシアの作曲家で、「ロシア五人組」の一員として国民楽派を代表しました。正規の音楽教育を受けずに独自の語法を築いたことで知られ、組曲「展覧会の絵」やオペラ「ボリス・ゴドゥノフ」で名高く、本サイトには交響詩「はげ山の一夜」を収録しています。
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