説明
アダージョのテンポで奏される第5変奏は、内省的な性格を持つ変奏です。装飾音が豊かに散りばめられ、ゆったりとしたテンポの中で一音一音の表情を丁寧に描くことが求められます。約4分と変奏の中で最も長く、テンポの変化を通じて曲想の起伏を作る構成上の要とも言える一曲です。遅いテンポほど間の取り方が難しく、装飾音を単なる速い音の連なりにせず歌わせる感性が問われます。
モーツァルトの最も有名なピアノソナタ。第1楽章の主題と変奏、メヌエット、そして有名なトルコ行進曲で構成
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)
オーストリア・ザルツブルクに生まれ、幼少期から神童として名を馳せた古典派を代表する作曲家です。ウィーンを拠点に活躍し、35年という短い生涯の中で交響曲・オペラ・室内楽・鍵盤曲など幅広いジャンルに傑作を残しました。明快で均整の取れた様式の中に豊かな感情表現を宿す作風が特徴です。本サービスには幻想曲や自作フーガなど95曲を収録しています。
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