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幻想曲

幻想曲 ニ短調 K.397

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1782)

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難易度中級
難易度スコア6 / 10
演奏時間4:46
ノート数1,511
作品番号K.397
調ニ短調
音域A1 – F6
様式古典派

説明

1782年頃に書かれたとされる幻想曲で、モーツァルトの独奏曲の中でも自由な形式を持つ一曲です。自筆譜は結尾を欠いたまま残されており、通常演奏される最後の10小節ほどは後世の手による補筆です。誰の手によるかは確定していませんが、アウグスト・エーバーハルト・ミュラーによるという説が知られています。

ニ短調。低音の分散和音が静かに上下する導入から始まり、続いて悲痛な緩徐部が歌われます。その途中に二度、即興のような速い走句が差し挟まれ、音楽の流れを断ち切ります。最後はニ長調に転じ、それまでの緊張を解くように明るい楽想で閉じられます。

中級とされるのは、技術的な要求が場面ごとに偏っているためです。走句は難しいものの短く、大部分は落ち着いたテンポで進みます。課題はむしろ、場面ごとに音楽の性格を切り替えることにあります。導入をどれだけゆっくり置けるか、走句をどこまで自由に扱うか。即興として聞こえるかどうかが、この曲の評価を決めます。

自由な形式で書かれた即興的な性格を持つピアノ作品を集めたカテゴリ。バッハからショパン、ベートーヴェンまで幻想的な発想が生かされている

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楽譜

楽譜提供: Mutopia Project

作曲家について

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト (1756-1791)

オーストリア・ザルツブルクに生まれ、幼少期から神童として名を馳せた古典派を代表する作曲家です。ウィーンを拠点に活躍し、35年という短い生涯の中で交響曲・オペラ・室内楽・鍵盤曲など幅広いジャンルに傑作を残しました。明快で均整の取れた様式の中に豊かな感情表現を宿す作風が特徴です。本サービスでは、ピアノソナタ K.545やK.331の各楽章、幻想曲 ニ短調 K.397、フーガなどを収録しています。

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