説明
有名な第3番と同じ変ニ長調で、和音を伴う旋律を賛美歌のように静かに積み重ねていく曲です。「6つの慰め」S.172の第4曲で、2曲は対をなすように並んでいます。リストが仕えたヴァイマルの大公妃マリア・パヴロヴナの旋律に基づく、という但し書きが添えられた版もあります。
第3番のような分散和音の伴奏はなく、両手が和音を分け持つ、より簡素な4拍子の書法です。2分半ほどの中に500ほどの音があり、動きは終始穏やかです。
和音の中で旋律を歌わせる必要があることが、中級の評価につながっています。上声だけを保持して次へつなぐには、指を替えながら音を保つ操作が要ります。ペダルに頼らず指でつなぐ練習をしておくと、旋律の線がはっきりします。第3番と続けて弾くなら、この曲をどれだけ抑えて始められるかが対比を決めます。
リストが1849-50年頃に作曲した6つの瞑想的なピアノ小品集。穏やかで内省的な作品
「慰め」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
フランツ・リスト (1811-1886)
ハンガリーに生まれ、ヨーロッパ各地で伝説的な人気を誇ったヴィルトゥオーゾ・ピアニストであり作曲家です。超絶技巧を駆使した演奏で「ピアノの魔術師」と称される一方、交響詩というジャンルを創始するなど作曲家としても革新的な足跡を残しました。瞑想的な小品「コンソレーション」やドラマティックな「バラード」でも知られています。本サービスには「バラード第2番」やコンソレーション第1・3・4番など4曲を収録しています。
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