説明
シューマンの遺した主題を用いて書かれた変奏曲で、師であり友人でもあったシューマン夫妻への敬意が込められています。物思いに沈むような主題を出発点に、内省的な変奏から劇的な変奏まで幅広い表情が展開されます。転調や声部の絡み合いを丁寧に描く書法には、若きブラームスの緻密な構成力もうかがえます。演奏時間は19分ほどに及ぶ規模の大きな作品で、豊かな和声表現と持続力を要する上級者向けの一曲です。
主題と変奏形式で書かれた作品群。一つのテーマが様々な形に変化していく様子を楽しめる
作曲家について
ヨハネス・ブラームス (1833-1897)
ドイツ・ハンブルク出身の作曲家で、シューマン夫妻に見出されて頭角を現し、ウィーンを拠点に古典的な形式美とロマン派的な情感を融合させた作風を確立しました。生涯独身を貫き、交響曲や室内楽に加えて、晩年には内省的なピアノ小品を数多く残しています。本サービスには間奏曲やワルツ、バラードなど25曲を収録しています。
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