← 曲一覧に戻る
難易度中級
難易度スコア5 / 10
演奏時間1:04
ノート数312
作品番号Muse of poetry, erotic poetry in particular (Erato)
調ホ短調
拍子4/4
音域E2 – A5
様式古典派

説明

フィッシャーの曲集《音楽のパルナッソス山》は、9人のミューズの名を持つ組曲で構成されています。この前奏曲は、恋愛詩のミューズの名を持つ組曲「エラトー」の冒頭に置かれた曲で、続くアルマンドなどの舞曲群へと導く役割を持っています。前奏曲で調と雰囲気を示してから舞曲に入るのは、当時の組曲によく見られる構成です。

ホ短調の4分の4拍子で、演奏時間は約1分、音数は300あまりの短い曲です。右手の音数が左手よりかなり多く、右手が音型を連ねて流れを作り、左手が低音で和声の進み方を示すという役割分担になっています。バロックの前奏曲らしく、旋律を歌うよりも和音の移り変わりを音型でたどっていく書き方です。

難易度は中級です。音域はE2からA5までで、61鍵の鍵盤に収まります。曲が短いため、全体をA-Bループにかけて繰り返し聴き、左手の低音がどこで動くかを先につかむと、右手の音型も和声の流れの中で覚えやすくなります。続けて同じ組曲のアルマンドを弾くと、同じホ短調の中で前奏曲と舞曲の性格の違いが分かります。

特定の曲集に属さない前奏曲を集めたカテゴリ。バッハから近現代まで、様々な作曲家による短く印象的な作品が並ぶ

「前奏曲」の曲一覧を見る →

楽譜

楽譜提供: Mutopia Project

作曲家について

ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャー (1656-1746)

ヨハン・カスパール・フェルディナント・フィッシャーは1656年から1746年に生きたドイツ・バロック期の作曲家です。鍵盤曲集「アリアドネ・ムジカ」で全調にわたる前奏曲とフーガを著し、後のバッハ「平均律クラヴィーア曲集」に影響を与えたと考えられています。本サイトには「Erato」の組曲から2曲を収録しています。

フィッシャーの作品一覧を見る →