説明
「魅惑の島」は、Mutopia Projectに自作を寄せている作曲家スティーヴン・C・ドゥーナンによるピアノ曲です。20世紀後半の作品とされますが、作曲の経緯や献呈などの詳しい情報は確認できないため、ここでは楽譜とデータから分かることに絞って紹介します。題名から何か特定の物語を読み込むより、響きそのものを聴くのがよい曲です。
8分の6拍子で、ひとつの小節を大きな2拍で感じる揺れるようなリズムが全体を通っています。途中で調号が変わり、響きの色合いがはっきりと切り替わる箇所があります。音域はE♭1からB♭6まで広く、両手が鍵盤の低いところから高いところまで大きく使われます。演奏時間は約2分半、音数は1,100あまりです。
難易度は上級です。8分の6拍子の流れを保ちながら、両手にほぼ同じ数の音が割り振られているため、どちらかの手だけが主役になる曲ではありません。手の色分けで左右の受け持ちを確かめ、調号が変わる前後をA-Bループで繰り返すと、場面の切り替えがつかみやすくなります。最低音が76鍵の範囲をわずかに下回り、オクターブをずらしても収まらないため、88鍵の楽器での演奏を前提にしてください。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
「ピアノ小品」の曲一覧を見る →楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
スティーブン・C・ドゥーナン
スティーブン・C・ドゥーナンは詳しい経歴が知られていない作曲家です。本サイトには「Enchanted Island」を1曲収録しており、その名の通り幻想的で情景を思わせる作風がうかがえます。資料は限られますが、静かに聴き継がれてきた小品として紹介できる一曲です。こうした作品との出会いも、本サイトを訪れる楽しみの一つです。
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