説明
O.コモー(1924〜1971)による「エレンの歌」です。Mutopia Projectの記載では1950年代の作品で、様式は「フォーク」、出典は「記憶」とされ、遺された楽譜からではなく、覚えていた旋律を書き起こして浄書されたことが分かります。作曲者についてそれ以上の資料は多くなく、素朴な歌として伝わった小品です。
変ロ長調、4/4拍子。楽譜は1段だけで、和音や伴奏のない単旋律です。わずか6小節、約26秒、55音の小さな歌で、F3からG4までの1オクターブ余りの中を、16分音符と8分音符の細かなリズムで動きます。同じ音を繰り返しながら少しずつ上下する、話しかけるような旋律で、最後は変ロの音に落ち着きます。
初級向けで、片手で弾ける長さと音域です。音符は細かく見えますがテンポはゆっくりなので、16分音符を急がず、言葉を話すようなリズムで歌わせることが大切です。再生速度を落として付点やタイのリズムを耳で確かめ、A-Bループで1小節ずつ繰り返すと覚えやすいでしょう。弾けるようになったら、自分で左手に簡単な和音を添えてみるのもよい練習になります。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
オリヴィエ・コモー
オリヴィエ・コモーについては生没年をはじめとする経歴の詳細がほとんど伝わっていない作曲家です。本サイトには小品「Ellen's Song」を1曲収録しており、素朴で親しみやすい旋律が特徴です。資料の乏しい作曲家ではありますが、こうした小さな作品を通じて、有名な巨匠たちだけでは語り尽くせない音楽の多様さを感じ取ることができます。
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