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トッカータ

トッカータ 嬰ヘ短調 BWV 910

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

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難易度上級
難易度スコア9 / 10
演奏時間13:10
ノート数4,147
調嬰ヘ短調
音域C2 – B5
様式バロック

説明

BWV 910から916の7曲は、ペダルを使わない鍵盤楽器のためのトッカータとしてまとめて扱われる、バッハの比較的若い時期の作品群です。この嬰ヘ短調の曲は、その中で唯一この調をとっています。トッカータは即興的な走句と、厳格なフーガ的部分を交互に並べるジャンルで、若いバッハが北ドイツのオルガン音楽などから受け継いだ書き方がうかがえます。

嬰ヘ短調。自由な走句による導入に始まり、ゆっくりした部分、フーガ的に声部が重なる部分が続く多部分構成で、データ上も4分の4、2分の3、8分の6と拍子の異なる部分が含まれています。2分の3拍子の部分では半音階で下行する主題が扱われ、終盤は8分の6拍子の舞曲的な動きで締めくくられます。約13分(790秒)で4147音、音域はC2からB5までで、61鍵の鍵盤に収まります。

難易度は上級です。部分ごとに拍子も性格も変わるため、それぞれの速さの関係をどう決めるか、全体をどう一つの曲として聴かせるかが大きな課題になります。シャープ3つの短調で臨時記号も多く、まず楽譜表示で部分の切れ目を把握し、再生速度を落として各部分を個別に練習するとよいでしょう。A-Bループで一つの部分を区切り、手の色分けで声部の受け持ちを整理しながら、部分ごとに仕上げてからつなげていくと見通しが立ちます。

即興的な性格を持つ鍵盤楽器のための作品。技巧的なパッセージと対位法的な部分が交互に現れる構成

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楽譜

楽譜提供: Mutopia Project

作曲家について

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)

ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスでは、「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」のメヌエットやポロネーズ、インヴェンションとシンフォニア、平均律クラヴィーア曲集のフーガなどを収録しています。音楽帳の小品は BWV Anh.(付録)の番号で目録に入っていますが、ペツォールトのメヌエットのように他の作曲家の作品や作者不詳の曲も多く、多くの曲のページで作者についての現在の見方を記しています。

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