説明
バッハの7つの初期トッカータの一つで、嬰ヘ短調というトッカータ集の中でも珍しい調性が採られています。即興的な序奏に始まり、緩急の対比を経て壮大なフーガへとなだれ込む多楽章的な構成が特徴です。13分に及ぶ長さと4147音という圧倒的な情報量から、上級者向けの大曲に位置づけられます。単一の主題を長時間展開させる構成力と、集中力を切らさずに弾き通す持久力の両方が試される作品です。
即興的な性格を持つ鍵盤楽器のための作品。技巧的なパッセージと対位法的な部分が交互に現れる構成
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスには多数のコラール編曲やアリアを含む229曲を収録しています。
バッハの作品一覧を見る →