説明
ロシア五人組の一人として知られるリムスキー=コルサコフは、オーケストラ作品やオペラを中心に活動し、ピアノ独奏曲はわずかしか残していません。作品11は「即興曲」「ノヴェレッテ」「スケルツィーノ」「エチュード」の4曲からなる小品集で、この即興曲はその第1曲です。即興曲はシューベルトやショパンでも親しまれた、即興演奏のような自由さを感じさせる性格的小品の一種です。
ロ長調の2/4拍子。演奏時間は3分強、音数は1155で、1秒あたりの平均は6音ほどです。音域はC♯1からB6までの6オクターブ近くに及び、作品11の4曲の中でもっとも広い範囲を使います。シャープ5つのロ長調で始まり、続くノヴェレッテは同じ主音のロ短調へと移ります。
中級レベルです。鍵盤の低い端から高音域まで広く使うため、大きな移動の中で音色をそろえ、響きを濁らせないことが課題になります。再生速度を落として手の色分けで左右の動きと移動の幅を確かめ、跳躍の多い箇所はA-Bループで繰り返してください。ペダルを踏みかえる位置も、原速で聴きながら探っていくとよいでしょう。最低音のC♯1を弾くには88鍵が必要です。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ニコライ・リムスキー=コルサコフ (1844-1908)
ニコライ・リムスキー=コルサコフは1844年から1908年に活躍したロシアの作曲家で、「ロシア五人組」の一員として国民楽派を代表しました。管弦楽法の巨匠として知られ、交響組曲「シェヘラザード」などで名高く、教育者としてストラヴィンスキーやグラズノフら多くの後進を育てました。本サイトにはピアノのための練習曲など5曲を収録しています。
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