説明
ドラ・ペヤチェヴィチ(1885〜1923)は、クロアチアのペヤチェヴィチ伯爵家に生まれた作曲家です。交響曲やピアノ協奏曲などの管弦楽作品も手がけ、クロアチア近代音楽の先駆者の一人に数えられています。「ゴンドラの歌」作品4は、作品番号が示すとおり彼女の初期の作品です。
「ゴンドラの歌」は、ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの舟歌を思わせる、ゆったり揺れる伴奏の上で旋律を歌わせるロマン派の小品の一種で、メンデルスゾーンの「無言歌集」に収められた「ヴェネツィアの舟歌」がよく知られています。この曲はホ短調の3/4拍子で書かれています。演奏時間は4分強、音数は646で、1秒あたりの平均は2音半ほどと、音の少ない落ち着いた曲です。音域はG1からG5までのちょうど4オクターブです。
中級レベルです。音数が少ないぶん、伴奏の揺れを一定に保つことと、その上で旋律を長い線として歌わせることが課題になります。手の色分けで旋律と伴奏の分担を確かめ、ペダルで響きをどこまでつなぐかを原速で聴きながら探ってください。表情の変わる箇所はA-Bループで繰り返し聴くとよいでしょう。最低音のG1はそのままでは61鍵の範囲を下回りますが、オクターブをずらせば61鍵でも全音を弾けます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ドーラ・ペヤチェヴィチ (1885-1923)
ドーラ・ペヤチェヴィチは1885年から1923年を生きたクロアチアの女性作曲家で、伯爵家に生まれながら作曲家を志し、同国初の交響曲を作曲した人物として知られています。後期ロマン派の抒情性を持つ作風が特徴で、室内楽や歌曲にも優れた作品を残し、本サイトには「Gondellied(舟歌)」を収録しています。
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